【生活保護】DVや貧困から抜け出すために、進学して幸せになろう!元・生活保護の僕が取り組んだ方法を紹介します
皆さんふわとろ。フリーライターの一身上の都合です。
今回は非常に真面目な話をします。
タイトルからしてすでに不穏ですが、まあ、この先をスクロールしてもタイトル通りの内容が連なっているだけです。
僕は生活保護家庭出身です。母子家庭で、父親と母親は僕が5歳のときに離婚しました。
理由はDVです、父親はお酒を飲むと僕や母親、兄に暴力を振るっていたのです。
逃げるように父親の元から逃れて、僕と兄は離れ離れになりました。
そして、母と僕の二人は生活に窮困し「生活保護」を受給するに至ったのです。
正直、そこらの人よりも最底辺をみてきた自負があります。
だからこそ、僕は不幸自慢ではなく幸福自慢をしようと思いこの記事を書いています。
昔の僕と同じような状況にいる方、ぜんぜん違う環境にいる方、ふらりと立ち寄った方、ぜひ見ていってください。
アングラ中のアングラ【生活保護】や【DV】の経験者がわかりやすく絶望をお届けします。
そして、僕が今の自由な生活を手にするまでの道のりを紹介しましょう。
DVや貧困、母子家庭、生活保護の絶望感は半端ない
まず、DVとか生活保護の絶望感は半端ないです。まじで。
学生時代、テスト当日に「あぁ〜、勉強してねぇわ、絶望だわ〜」とか言ってるやついましたよね。
DVとか生活保護の中で生きるっていうのは、その絶望が富士山麓から湧き出た岩清水に感じられるほどに色濃い絶望なんです。種類が違う。
今回の目的はその絶望を深掘りすることではないのでさらっと飛ばしますが、とにかく僕はいろいろな絶望を目にしてきました。
酒を飲む前は優しく笑いかけていた父が、酒を飲んだ途端母親の首を締めていたり。
怒号や金切り声が飛び交う中で僕を守ってくれた兄の背中を見たり。
市役所のCW(ケースワーカー)から「高卒で就職するのが普通でしょ」と将来を決めつけられたり。
唯一僕を守ってくれていたはずの母親から「産みたくなかったよ、あんたなんて」といわれたり。
こういったクソみたいな絶望と常に隣り合わせで生きながら正気を保てる人間がどれだけいるんでしょうか。
いやしませんよね、そんな人。
だから、僕はたくさんの「グレた」人を見てきました。先輩にも後輩にも、もちろん同級生にも。
僕と同じように生活保護を受けながら育った友人の中には人を殺したり、殺されたりする人もいました。
他人から何かを盗んだり、自分を傷つけたりしながら地元の街で生きている被虐者の友人もたくさんいます。
彼ら彼女らの行いをどうこう言うつもりなんてありません。
でも、今でもそんな友人たちの姿を見ては「仕方ないよなぁ」という諦念と「もったいないよ」という願いが混ざり合うのです。
僕の中にはしこりが残っています。
このしこりの正体は、きっと僕のエゴです。
僕は運良く、そして歯を食いしばって耐えつづけたおかげで日の目を見ることが出来ました。
高校を卒業してから特待生で短大へ進学し、卒業後に就職した企業をやめてフリーランスのライターになりました。
経済的にも、精神的にも、時間的にも自由を得たのです。
だからこそ、僕は自分のエゴで、昔の僕らを救いたい。
そんな思いでこの文章を書いています。
前置きが長くなりました。
この記事では生活保護家庭に生きる高校生の方に向けて「未来を拓く」方法を紹介します。
「頑張れよ」「あまえんな」なんて精神論じゃ救われないのは誰よりよくわかっているつもりなので、僕をモデルケースとしつつ利用できる制度や支援してくれる機関を紹介します。
進学する上で利用するべき制度一覧
現状、日本では大きな格差が生じています。
せっかく能力があっても学歴がなければ稼げません。
可能性があっても機会がなければ人に認めてもらえません。
お金がないからと教育を諦めるのは、少しばかり早計です。
正直、何が何でも大学へ行ってやるというがむしゃらな気持ちがなければ、貧困の連鎖を断ち切ることはできません。
実は知られていないだけでたくさんの団体が恵まれない子どもたちへ支援の手を差し伸べているのです。
ここでは、進学に利用できる公的機関や私企業の制度を紹介します。
何が何でも大学に行きましょう。
僕は短大でしたが、これまでは出会えるはずのなかった知識人や尊敬できる教授に出会うことが出来ました。
心から追いかけたいと思う夢に出会えました。
ここまで読んだんですから、自分の未来を諦めるのは、この記事を最後まで読んでからにしてください。
使える公的機関一覧
・全国母子寡婦福祉団体協議会
・各大学の特待生制度
公的機関の中で、僕が進学する際に利用したのは
あとは進学先の「特待生制度」も利用しました。学費免除で授業が受けられるので、特待生を狙うのはマジでコスパ最強です。
どの団体でお金を借りるにしても審査が必要ですが、ぶっちゃけ落とされることはありません。
むしろ、お金がない人のための制度なので「お金がある人が落とされる」のです。
日本学生支援機構の奨学金は書類のやり取りで貸与が決定するので、より簡単に奨学金を借りることができます。
面接とかテストはないんですよね。
全国母子寡婦福祉団体協議会の奨学金では、もう少し煩雑な手続きが必要です。
ただ、僕は2回くらいの顔合わせで貸与が決定しました。
おそらく人柄と家庭状況を見ているので、こちらもあまり気負わなくて大丈夫です。
使える公的機関以外の一覧
・各病院、企業が展開する奨学金制度
公的機関以外にも貧困層の進学を支援する企業は存在します。
有名なのは新聞奨学生でしょう。
朝日新聞の新聞奨学生制度では、学費や生活用の住居が与えられます。
新聞配達を朝と夕方に行うことで、住居と学費だけでなく給料まで支給されます。
正直、アルバイトまみれになるので夢のようなキャンパスライフは実現できないと思いますが、働きながら大学へ行けるのはかなり魅力的です。
同じような境遇を乗り切ってきた、たくさんの仲間にも出会えるでしょう。
正直、何が何でも進学すべきだと思います。貧困家庭の学生は特に。
こうした支援を利用してでも、高校の先に広がる世界を覗いてほしいです。
また、看護大学などに通う学費を免除する、病院の奨学金制度も存在します。
卒業後に指定の病院で一定期間の就業が義務付けられますが、看護師という国家資格と就業先が用意されると考えれば十分利用する価値はあるでしょう。
看護大学の学費は総合大学に比べて高く、自腹で用意するのはかなり難易度が高いです。
こうした制度を利用すれば無料で安定した職と学歴を手にできます。
また、生活保護家庭の高校生は貯金が認められていませんでしたが、2017年から「就職」や「進学」のための貯金が認められるようになりました。
僕のケースワーカーは教えてくれなかったので、もしかしたらあなたも知らなかったかもしれません。
もし、いま初めて知ったのであれば、すぐにケースワーカーへ問い合わせてください。
認められる貯金の限度や使用用途を聞いて、アルバイトを始めましょう。
収入認定されていた金額のうち全額もしくは一部を貯金に回せるようになります。
就職する上で利用するべき制度一覧
生活保護家庭の高校生は就職を勧められます。
なぜなら一刻も早く独り立ちして、自分の家庭を支援して欲しいからです。
役所や家族からのプレッシャーもあるでしょう。
実際、僕も「進学したい」と話したときに力になってくれる人はいませんでした。
むしろ
「バカなこと言ってないで就職先を探せ」
「車の免許を取って就職に役立てろ」
という声しか返ってこなくて、かなり孤独でした。
その上で貧困家庭の高校生には、あえて就職する道も提示したいと思います。
矛盾するかもしれませんが、中途半端に大学に行くよりも実際に社会人として企業に務めたほうが得るものは多いと考えているからです。
ただ、妥協して就職するのは絶対にやめましょう。
よほど素晴らしい上司や同僚に出会わない限り、あなたはまた貧困の連鎖に巻き込まれてしまう可能性が高いからです。
生活保護家庭から就職する際に使えるさまざまな支援
先ほど紹介したように、生活保護家庭の高校生であれば就職のための貯金が認められています。
車の免許を取得するための費用を自分のアルバイト代で捻出できるので、就職先の幅が広がりますね。
これから身につけておきたいビジネススキルや資格の取得を支援してくれるので、手っ取り早くお金を稼ぐスキルが身につきます。
最もやってはいけないのは妥協した進路選択です。
自分の未来を諦めるのは簡単ではありません、今妥協すれば、この先もずっとその妥協した選択を引きずって生きなければなりません。
社会的弱者から抜け出すために必要なたったひとつの冴えたやりかた
この文章を、生活保護家庭で苦しんでいる若者が読んでくれているかはわかりません。
あなたがそれでも、どうか負けないでほしいのです。
「勝たなくていい。負けるな」という言葉が、僕は大好きです。
(一時期は部屋に貼っていました。)
周りに理解者が居なくても、たった一人でも、一歩を踏み出しましょう。
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